トイプードル6歳の病気情報
ペットの種類と名前:トイプードル ライム
性別と年齢:オス 6歳
病名:アナフィラキシー
狂犬病ワクチンに加えて混合ワクチン接種後、食欲が無く吐く状態が続いた
トイプードルを飼育していると、毎月1回のトリミングが必要となるので、年1回の狂犬病ワクチンに加えて混合ワクチン接種証明書の提出が求められます。
何の疑いも無く毎年混合ワクチン接種を受けていましたが、ワクチン接種から3日経過しても食欲が無く吐く状態が続いたので動物病院へ連れて行きました。
後ろ脚で踏ん張る力が弱くなっていると指摘され、打鍵検査を行い2型椎間板ヘルニアという診断を受けましたが、半年前に別の病院で受けた健康診断では何の異常も認められませんでした。
軽いヘルニアの状態だからという理由で、特に痛み止めが処方されるわけでもなくレントゲン撮影やMRI撮影が行われることもありません。
不審に思いセカンドオピニオンを宣言すると、突然獣医が怒り出し10万円くらいかかる精密検査を行ってみましょうかという豹変に憮然として帰宅しました。
考えられるのは、8種混合ワクチン接種を受けた夜から元気が無い状態で、いつもなら残さずしっかり食べるロイヤルカナンの餌も1/3しか食べない状態です。
別の動物病院でイヌインターフェロンγ製剤の注射薬を打って元気に
次に訪れた動物病院で診察を受けると、8種混合ワクチン接種証明書を持参するように言われて、血液検査を行うことになりました。
緊急措置的なものとして、イヌインターフェロンγ製剤の注射薬を打ってもらい、血液検査の結果を待つことになったわけです。
翌朝になると元気を取り戻していたので、食欲不振や嘔吐だけでなく飛び回るようになったことで、どうやらアナフィラキシーショックを起こしていたものと考えられます。
再度症状が起きないようにするために、先に抗アレルギー薬を投与してから混合ワクチン接種を行う方法があると初めて知りました。
獣医の立場からは、混合ワクチン接種は任意のものであってもなるべく打つようにと指導しなければならないわけですが、飼い主の責任で判断することです。
トリミングを受けるためにどうしても必要ならば、イヌインターフェロンγ製剤の注射薬を投与してから6種混合ワクチン接種といった副作用が少ないタイプを選べます。
隠れた病気があると困るので、健康診断を毎年受けていましたが、過去の検査結果を保存しておくことが望ましいと分かりました。
椎間板ヘルニア
6歳を過ぎた辺りから多く診断される椎間板ヘルニアは、2型と言われた段階で本当は獣医が何らかの診断名を付けなければ客が納得しないための方便だと知るべきです。
セカンドオピニオンで利用した獣医によると、確かに4足歩行を行っているので肥満かつ運動量が少ない胴長の犬種では、椎間板ヘルニアがあります。
しかし、2足歩行の立ち芸を商売として行っている犬を除いて、トイプードルで椎間板ヘルニアを6歳で発症する例は1型に限られると教えてもらいました。
獣医にとって都合が良い原因不明で元気が無い場合は、椎間板ヘルニアによる痛みで散歩を嫌がると診断している動物病院があると知ったわけです。
高齢のダックスフンドならば、椎間板ヘルニアを警戒して年1回CTスキャンを受けておくと良いです。
一方で、体重が軽く椎間板ヘルニアになりにくいトイプードルといった犬種では、前回の健康診断時に異常が無ければ愛犬が体調不良の原因追求を行う必要があります。
自分で症状を申告出来ない愛犬だからこそ、アナフィラキシーショックを見逃さないためにも、セカンドオピニオンを積極的に受けることが大切です。
ペットの保険
ペット保険に加入していれば、年間に回数制限があるものの、ある程度診察料金を抑えることが出来るので、かかりつけ獣医探しをしておくと良いです。